モンゴル人力士には「仕返し」の文化があるのではないか?と思ったという話を書きます。
予め断りますが、私が「あるのではないか?」と思った、という話です。モンゴル人やモンゴル人力士というカテゴリに対して非難する意図はありません。
照ノ富士
2023/08/08 の翔猿の救急車搬送。
奥州巡業にて、翔猿が照ノ富士とのぶつかり後、脱水症状によって救急車で運ばれたようです。単に、体育館が暑かったか翔猿の体調不良があったのかと考えることもできますが、邪推すると本場所の仕返しかもしれません。
2023年の名古屋場所で、照ノ富士は3日目に翔猿に敗けた後、途中休場しています。
照ノ富士 春雄 - 力士プロフィール - 日本相撲協会公式サイト
また、この取り組みでは翔猿が足を飛ばしており、(その前に横綱も足を飛ばしているし、そもそも真剣勝負なので土俵上のことで怨恨が残るということはないのが常とは思いますが)格上の人間に対してちょっと失礼な印象。
ルール上はもちろんこういった取り組みをしても問題ありませんが、膝を痛めている横綱に対して足を飛ばすのは、周囲は肝を冷やしたでしょう。
この場所の直後の巡業で照ノ富士-翔猿のぶつかりで翔猿が救急車で搬送となると、仕返しの意味合いが多少あったのではないかと勘ぐってしまうのは私だけではないはずです。
白鵬
上記の話題はXでも取り沙汰されており、こんなツイートが見られました。
稽古で恐ろしかったのは2009年姫路巡業で翔天狼に稽古をつけた白鵬。前の場所で白鵬相手に金星をあげた翔天狼は、稽古で白鵬にボロボロにされ、膝を痛め病院搬送、そのまま休場して帰郷した。そういうこともあるんですよね。意図してやったとは思わんけど、負けた力士に厳しい稽古をつけることはある。
— rock_is_dead11 (@rock_is_dead11) 2023年8月9日
これについては、多少の脚色があるかとは思います。
成績を見ると金星を挙げた後もしばらく関取として活躍していますし、膝は2003年に前十字靭帯を故障しているようです。
ただしこういった口コミが出るほどには仕返しの気があったのではないかとは推察できます。
日馬富士(&白鵬)
貴ノ岩との例の件。
貴ノ岩を呼び出してああいうことになったのは、白鵬からの電話を無視したことが発端、とのこと。週刊誌が言うには。
念のため断っておきますが、報道の一つにはこういった話があります、という程度で、実際のところ発端はこれのみではないと思います。貴ノ岩が白鵬から金星を獲ったことも無関係ではないでしょうし、貴乃花との確執もあるかもしれませんし、事実関係が明確にされている話はありません。
朝青龍
11月場所前の出稽古で、朝青龍から2勝したものの、その報復ともとれる極めて危険なバックドロップのような吊り落としを受け、右差しを得意とする相撲の生命線ともいえる右肩を亜脱臼。医者から「もう治らない。ずっと痛みと付き合っていくしかない」と診断されるほどの重傷を負い、以後低迷[注釈 5]。この影響は大きく、その後も衰えない人気とは裏腹に幕内中位が定位置となってしまい、三役に返り咲くことは二度となかった[2]。
朝青龍は高見盛に対して報復のバックドロップをしたそうです。
出稽古のことで映像もないですし詳細はわかりません。
まとめ
私の大相撲の鑑賞スタイルとして、大男と大男がぶつかって勝った敗けた以上に、力士個人や部屋の歴史の発露としてのニュースに面白さを見出すところがありますので、偏った見方であることは改めて表明しておきます。
照ノ富士-翔猿の一件から、朝青龍-高見盛まで掘り返してああだこうだと考えるのが好きな、変な人が変なこと言うてるわ、ということで。