2023年1月28日に行われた白鵬引退・宮城野襲名披露大相撲を観戦(観劇?)しました。私にとってはこれが初めての引退関連イベントへの参加です。
引退大相撲のコンテンツは、部屋の取的によるトーナメント、関取衆の取組、断髪式が主です。また土俵の外(?)の催しとして、ガチャポンや当日限定グッズの物販、白鵬の思い出の品の展示など、大横綱の式だけあって周到なコンテンツが企画されていました。
私は白鵬は好きですが、白鵬の髷に鋏を入れる方やその様に興味があまりなく、
グッズ販売と何より取組を楽しみにしていました。
初場所が終わってしまい次の本場所までの侘しさを埋める栄養として、花相撲といえど激しい取組が見られるのではないかと期待していました。仮に本気の取組でなくとも、本場所で花相撲をやっていたこともあるんでしょうから(詳しくないですがそんなニュースを数年前ワイドショーで見ました!)、花相撲で本場所のような取組をすることができるはずです。見る者を驚かせるようなガチンコの取組に類するものが見られるのではないかと胸を膨らませていました。
いざ蓋を開けてみれば、
幕下三段目のトーナメントはとても楽しめました。宮城野部屋には大谷・落合・川副・向中野など力のある力士がいますし、迫力のある相撲が見られました。
一方で、十両・幕内の取組は、not for me と言わざるを得ない内容でした。力の入っていない単調な相撲が流れてゆきました。怪我なく無理せず取組を早く終わらせて早く帰りたい魂胆が見えるようでした。さながらアルバイト相撲です。
引退大相撲の取組を楽しみにした私が間違っているのは理解ができました。私の期待に合わないからといって、内容をこう変えろとか、ガチンコでとれとか、そんなことが言いたいわけではありません。私のように引退大相撲に取組を楽しみにしていると、消化不良の胸焼けした重たい肚を持ち帰るハメになりかねないことを記しておきたかっただけです。
さて、花相撲でガチンコといえば、2001年の第10回大相撲勝抜優勝戦(現・大相撲最強決定戦)の貴乃花-朝青龍ですね。
花相撲にも関わらず、当時平幕(前頭6)の朝青龍が、横綱貴乃花の顔を張って張って口内を大怪我させたそうです。(なお、勝負結果自体は貴乃花の勝ち。)
貴乃花がこの異常な取り口に対して「うんうん、こうでなくちゃ」と思ったとか。
朝青龍も貴乃花も痺れますね。
これは本場所ですが、貴乃花-朝青龍のガチンコ相撲は今見ても(当時見ていませんが...)鳥肌が立ちます。
翻って、昨今の花相撲はどうか。
巡業で、土俵下の東関親方に意図的に力士を飛ばすなど、目に余る花相撲があるようです。
せっかく白鵬と朝青龍と高見盛の話をしたので、最近見つけた、見る人が見れば面白い動画を貼っておきます。
さて、次は鶴竜の引退大相撲に参加予定です。物販と断髪式が楽しみです。